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執筆者の写真room ひきピア

モノの見方を変えたエンターテインメント

夏頃によく見る、

青空が見えるのに雨が降る現象。


夕立、ゲリラ豪雨、

時期が違えば狐の嫁入り、日照雨なんて

呼ばれたりする。


いろんな名前があれど、


洗濯干し終えた私にお疲れ様という勢いで

降り出すあの時の何とも言えない現象には

誰が名前をつけてくれないかと、

そんなことを定期的に思い出す時期でもあります。

こんにちは、名蔵です。


探してみたら名前出てきそうですし、

なんならどこかの誰かが勝手に付けてはありそうです。


そんな中

先月に友人からのお誘いがあり

美術館に足を運んだ。


今年に入ってから

やたらと美術館や展示会について

触れている気がするが、


自分の中での発見を誰かに話すことで理解し、

共有していたいだけなので

多めに見て欲しい。


そうでなくても

誰かに話したくなるほど

見ててワクワクが止まらない作品ばかりであった。



ミニチュアライフ展とは

ミニチュア写真家である

田中達也(たなかたつや)さんが作っている

日常的なものを

別のものに見立てたアート作品であり、

ダジャレにも近い題名のコミカルさと

精巧に作られたミニチュアの

細かな動きや

描かれていない表情さえも

容易に想像出来る。


また人物の大きさは

撮る対象によって違和感の無いように、

同じポーズでも米粒ぐらいから

それより小さいものまで

5種類も引き出しに保管されている。


作品に出てくる食べ物達は

稀に本物を使っているときもあり

その際SNSの投稿には

「この後おいしく頂きました。」

という一言添えてあるところが

洒落ててとても良い。


展示会としては珍しく

写真撮影OKということもあり、

他の人のご迷惑にならない程度に、

展示品を様々な角度から撮っていく。

すると作者が撮った1枚と

自分で撮ったスマホのカメラ越しに見る1枚では

注目するモノや画角の存在に気づく。

もちろん折角の撮影なので

作者とは違う画角で撮りたいと

意識したこともあるが、

人物の目線先なり、

出てきた食べ物から人を見たり、

単に上から撮ってみる等…

それぞれ違った印象が浮かんできたり、

作品全体を見てからの印象も

違った発見が見えて面白い。


現在は終了してしまった展示会ではあるが、

ここまで作品と触れ合える機会は滅多に無い。

折角触れられるのであれば、

自分の思ったように作品を撮って

鑑賞してみるのも良い。


もしかしたら

作者も意図しないアイディアが

見えてくるかもしれない。

第三回の開催を期待し、

作者のSNSに投稿された作品を眺めながら

気長に待つとしよう。


沖縄県立博物館・美術館HP


田中達也さんのInstagram


                  (2023/09/12)



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