top of page

早めの夏と推奨月間

平年より二週間早く梅雨が開けて、もうすぐ一ヶ月経つ。

雨も無く、照りつける日差しに未だに慣れないままこれ以上暑くならないで欲しいと思う中いかがお過ごしですか?名蔵です。



7月の時期から出す暑中見舞いを6月中に出しても気づかれないだろうと思いつつ、

そう言えば暑中見舞いも残暑見舞いもここ数年で書いた事あったか定かではない。



いずれにせよ、まだまだ暑さは続きそうだしこれを見ている皆様はくれぐれも熱中症には気をつけて欲しいところ。



さて、これを見ている人で沖縄で7月に行われているある取り組みをご存じの方はいるだろうか?


それは沖縄県産品奨励月間である。



沖縄で生産、加工された食品や工芸品を積極的に消費、利用するよう呼びかけ地域経済の活性化をはかる取り組みで、


期間は1日〜31日までと長く、タイミングが合えばテレビ等で特集されたりすることもある。


小学校の給食のメニューを県産食材で作った話も奨励月間の取り組みの一つである

(沖縄テレビ県産食品を使った給食に子どもたちも大満足



 これを機に知った県産品をお中元として県外の知り合い送って感想を貰うのも会話が弾んでとても面白い。


ちなみに、去年か一昨年に知って食べて人におすすめしたのは

ペンション経営しているご夫婦手作りのシークヮーサーの皮で作るマーマレード。

ジャムのような甘さは無く、シークヮーサーの酸味と少しの苦味がとても良いアクセントで、パンだけではなく水にとかすだけで出来るマーマレードティーとしてもとても美味しいので興味があればぜひ。


ペンションほろほろ トップページ→ https://share.google/8ZbDqzn5zomN54J6E



今年はどんなものに出会うかわくわくしていたところ

とあることがキッカケで体験した工芸品と商品について書いてみたいと思う。



それが「知花花織」である。



沖縄市知花で作られた織物で、地に花のような文様が織り込まれていることです。
このような連続した幾何学模様を織り込んだ織物を紋織物と言い、
華やかな文様のルーツは南アジアから伝わったものとも言われています。
琉球王府の貢布の対象外だった為、自由な模様で織ることが出来、
主に旧暦の8月14日のンマハラシー(馬乗り競争・男の祭り)や、
8月15日のウスデーク(臼太鼓・五穀豊穣を願う女性の祭り)など
祭事や奉納舞踊の晴れ着として地域の人々に愛されてきました。
(引用→知花花織 KOGEI JAPANhttps://kogeijapan.com/locale/ja_JP/chibanahanaori/
HISTORY of Chibana Hanaori https://chibana-hanaori.com/history.html)


戦争で一度は途絶えかけた伝統が、支援によって現代まで受け継がれていくという史実を知った後、

知花にある組合の工房にて実際に織り体験(コースター作り)をさせてもらえたが

説明だけでは理解できず数回自分で機織りを動かしてみるが、慣れるまで本当に難しい。


完成品をみても見本にはない粗が見えたりして当たり前だが一筋縄ではいかない。

その後組合のグッズ売り場に足を運んでみたが、

どれも体験で作ったもの以上の大きさの商品が棚に陳列されているのを見て

一体どのぐらいの時間をかけたのかと怖くなる。


オリジナルグッズの他にも

近年プロバスケチームである琉球ゴールデンキングスとのコラボ商品への展開している。


端に散りばめられた花織の模様にキングスのロゴが大きく目立つサコッシュやがま口は普段遣いにも良いデザインで思わずキングスファンに勧めたくなる一品であった。


気になる人はぜひ見てみて欲しい。


自分の住んでいる場所の特産品について知っているようでいて意外とこんなのあったのかと新たな発見があったりする。


昔はなかったけど最近出来た県食材で使った新しい名物達を、

この月間を通して知ることがあるかもしれない。

自分の住んでいる場所の魅力を住民目線で何か伝えられたら

そのご縁をまた違う誰かに繋げられたらいいなと思う。

                     (2025/07/06)

 
 

©2021 by ひきピアroom。Wix.com で作成されました。

bottom of page