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執筆者の写真room ひきピア

曖昧にしがちなモノと自分の思考と向き合うこと【ネタバレ無】

最近の台風界隈は、

月初めは沖縄へ突撃バカンスに行くことが

トレンドになっているのか?


と気圧頭痛の中ふっと思ってしまった名蔵です。



確か6月の頭も

台風の事で触れた冒頭を書いていた気がして、

自分の記事を遡ると

案の定台風の文字を見つけて

ホッとするまでがセットである。


自慢ではないが、

記憶力(特に時期が絡む事柄)は無い事を自負している。


だからこのブログも

ちょっとしたメモ帳のようになってしまって


「あー、そう言えば、こんな事を考えていたんだなぁ」


と思い出す良いキッカケになりつつある。


日記をつけるにも毎日は面倒だし億劫だなと思ったら、

ぜひ月一でまとめて書いてみるか

気づいた日に一言だけのもいいのでは?


ちょっとした脳トレにお試しを。


本題に入るまでの話で長めの脱線しがちなのが私の悪い癖、

記事の画像で察した方もいるとは思うが、


今回はジブリ最新作『君たちはどう生きるか』を観に行ったので

思ったことを話していきたい。



およそ7年という時間をかけながら、

発表にはメディアや広告を一切出さなかった今作、

私も友人とのショッピングモールへ行った時に、

ジブリショップでたまたまポスターが出て

新作が出たことを知ったぐらいである。


元々この作品は吉野源三郎さんの

『君たちはどう生きるか』を

監督である宮崎駿さんが読んだ時の衝撃から作られた、

と鑑賞後にみたインタビューで話をしていた。



原作では15歳の少年コペル(本名 本田潤一)が

自身の経験から観察しそれを聞いた叔父が

ものの見方や社会への解釈等を

ノートに綴って解いていく小説で、

1937年から現在まで読まれている

名作の一つである。


字を読むのが苦手な方も

漫画化されているので、

気になってみたらぜひ見てみて欲しい。


では今作の映画は

その内容をそのまま映像にしただけか

と言われるとそうではない。


あくまでも宮崎駿さんが表現する

『君たちはどう生きるか』が描かれている。


所々原作を意識しているのか

と思わせる場面も見受けられたが、

原作を知らなくても

1作品として観ることは出来る

(なんなら私は漫画どころか小説すら読んでなかった。)



だが、

起承転結がハッキリとしない進み方をするので、

どうしてこうなってしまったのかがわからず、

面白さがわからないと評価する人もいる。


実際私より先に観た身内の感想が


「何を見せられているのかさっぱり…」


と言っていたので

その評価の人が居るのも頷ける。


このことから理解しやすい面白さ

というより、

なぜそうなったのか

を自分なりに想像して

補っていく作品であり、


だからこそ

私はオススメしたい。

なぜか?


「君たちはどう生きるか」

という問いかけの答えが

たった1つだけな訳がない、

質問された人間の数だけ

生きることの答えがあっても不思議じゃない。


断片的に起こった出来事を

どう受け取って感じたかを

映画(または原作)を通して

想像して欲しい。


物語の読み込み方に正解など無い、

その際限ない世界の中で感じたこと、

自分の心を動かされたモノこそ、

自分の人生に影響与えた何かではないか。



こうして記事を書きながら

映画を思い返してみると、

原作を読んだ時の

監督の衝撃を知りたくなったので、

小説を見て自分なりに考えてみようと思う。


丁度台風でどこにも行けないから

未消化の本と一緒に、、、。

                  (2023/08/04)

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