以下「私の体験談①」の続きになります。
楽しいという
気持ちを思い出せたことと、
家族の関係が良好になったことで
私自身の気持ちは
かなり落ち着きました。
とは言いましても
結局のところ
定職には就けていませんし
特にこれといったスキルもないまま
思い出した"楽しい"に任せて、
気がつけば私は
20代の10年間を
社会復帰や適合を果たすことなく
過ごしました。
(でも"楽しい"で少なくとも
十数年生きていられたので、
やっぱり大事な気持ちだと思っています)
この頃は
十年来の友人であるJ-SNAKEこと
新里 渉(ひきピアラジオにも出演していますね)
に引っ張り出されて
ミーティングに参加しています。
どういったミーティングなのかと言いますと
ひきこもりや不登校の
支援者・保護者・当事者が集まって
それぞれの立場から
情報や意見を交換しようという場です。
そこに私は当事者として参加しています。
私には
背景も肩書きもなく、
持ち得るものと言えば
ひきこもり・不登校の体験ぐらいです。
それでも
参加者の方々は和やかに、
それでいて熱心に
私の話にも耳を傾けてくれる。
中には
身につまされた とか
とても良かった
と言ってくれる人までいる。
J-SNAKEの言葉をそのまま借りれば
「支援者の方は
みんなとても心優しく
立派で善い人ばかりだけど、
自分が経験者
というわけではなかったりする。
だから我々当事者、
経験者の声は必要なんだ。」
という訳らしいです。
参加してみて思うのは、
私にも挙げられる意見や
今悩む人にかけられる言葉が
あるんだということ。
それと
こうした場で
何か言えることがある
というだけで
自分自身も少し救われるということ。
これも
私のひきこもり当事者としての体験、
それもつい先日体験したばかりの
新鮮なものでしたので
ぜひ書いておきたかったことです。
ひきピアブログに投稿してみないか
というお話も
このミーティングの場でのご縁から頂きました。
当事者、経験者サイドからの
参加に対する心理的な
ハードルを下げたい一心で言うのですが
私には
肩書き・職歴・スキル・学歴
一切ありません。
本当に等身大の体験談だけです。
それでも
私達当事者の体験ベースの話は、
理解したいと思ってくれている人の
解像度を高める一助になれるみたいです。
私が悩んでいたことが
巡り巡って誰かの支えになり得るなら、
それによって
私も自分自身を赦せる、
救われるんじゃないかなあと。
そんな気がしています。
という訳で、
ランチミーティングの宣伝をさせてください。
次回ランチミーティングのテーマは「好きの見つけ方」
(詳細はこちらをクリック↑)
「好きなことは支えになるし、
人と繋がる足掛かりになる。」
体験談①で私もこのように書きました。
これは一般論としてでなく
自分の実体験を通して感じていることで
私にも好きなことを通じて
繋がった友人達がいます。
J-SNAKEとの縁も
"同じゲームが好きだった"
というただそれだけが
始まりだったりします。
好きなことで繋がるあり方。
好きなことを通じて一歩踏み出す。
好きなことは支えになる。
好きなことがあるなら極めろ・活かそう。
2回のミーティングの中でも頻出し、
ひきピアを閲覧していても
"好きなこと"は
ひとつのキーワードなんじゃないかと感じます。
そこで
次回の議題を提案させてもらい
採用される運びとなりました。
私は
好きなことを見つけるのに
苦労したという経験がないので
あまり言えることがありませんが、
だからこそ気になる点だったりします。
自分は
運良く好きなことがあって
それが支えになった。
ではない人は?と
好きなことを見つけるのに苦労した、
今好きなことがなくて悩んでいる、
私は好きなこととこう出会った。
体験談やご意見、
お悩みに議題もお寄せください。
真面目な話はしていますが
堅苦しい場ではありませんので
是非お気軽に参加して頂けたらと思います。
読んでくれてありがとう。