この記事を書いている数日間、
曇りと雨の繰り返しで肌寒くなったり、
道端に咲いている桜も
場所によっては
葉桜になったりしているのを
見かけると
「もう少し春らしいことを
してみても良かったのではないか」
とも思うが、
そもそも
気づいたら梅雨と夏が
同時にやってくるこの地域での
春らしいこととは??
と考えて思いついたのが
桜まつりで花見することではなく、
悪あがきにも似た
桜味を吟味することしか
思いつかなくて、
食べること以外で何をしたら
春っぽいのかなと考えて
3月を迎えた名蔵です。
アウトドアとまではいかないが、
外に行きやすくなる趣味を
増やしてみたいものです。
そんな中、
2月の終わりに
御縁あって行った
かみがみの森美術館
の作品についての感想を
記録がてらに書いていこうかとも思ったが、
これを描き終える頃には
すでに終了してしまう為、
折角観に行きたいと思っても
現地で画像だけになってしまう。
前回紹介した蟲師の話にも似た
「森羅万象のなかにかみ
(精霊や魂などのマナ)が宿るという
日本人の自然崇拝をもとに、
紙を使い作品を創りだす」
という作者の柴田あゆみさんの
思いを込めた緻密な作品を、
だだモニターを通して見るだけでは
勿体無い。
どうするべきかと
頭を悩ませていたら、
前々から楽しみに待っていた
WEBライターの雨穴(うけつ)さん作の
『変な家』の映画について書こうと思う。
WEBライターから始まり
ホラー作家、youtuberまで幅広く
活動している覆面作家雨穴。
元々『変な家』は
ゆるく笑えるWEBメディア『オモコロ』で
2020年10月に公開した記事
後に本人のYouTubeチャンネルで
同名の動画が投稿された作品。
不動産ミステリーと謳っている通り、
WEBライターの雨穴の元に送られた
一軒の間取りの違和感から、
知人であるオカルト設計士のKの推理から
予想もしなかった恐ろしい事実が…。
という内容であり、
映画では、
オリジナルの人物や
元から居た人物から足されたキャラクター像と
映画ならではの
ホラー表現を遺憾なく発揮した作品である。
それがよく現れているのが
公式のあらすじ文からも見ることが出来る。
オカルト専門の動画クリエイター・雨宮は
マネージャーから、
購入予定の一軒家の間取りについて
不可解な点があると相談される。
そこで雨宮は、
自身のオカルトネタの提供者である
ミステリー愛好家の設計士・栗原に
意見を聞いてみることに。
間取り図から
次々と浮かび上がる奇妙な違和感に、
栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。
そんな中、
その家のすぐ近くで
死体遺棄事件が発生。
事件と家との関連を疑う雨宮が
一連の疑惑を動画にして投稿すると、
その家に心当たりがある
という人物・宮江柚希から連絡が来る。
動画やWEB記事や小説の文章から感じた
作者のもつホラーな雰囲気を期待して行くと
ちょっとした物足りなさと
違和感を感じてしまう為、
原作も動画の雰囲気も見たことない人で、
映画のホラー演出に耐性のある方は
観てから原作の小説を読む事をおすすめしたい。
筆者は色々な補正があっての感想なので
何も知らずに観に行った人の感想が
知りたい為にこの記事を書いた
と言っても過言ではない。
周りで観に行った知り合いと
そんな話をしながら、
現在公開している漫画化の続きを
待つのであった。
(2024/03/19)