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一番はじめの記事と実写映画

朝と夜が徐々に寒くなってきたと思えば、台風としての仕事を終えた熱帯低気圧が来るかもしれないという曖昧な天気と気圧に見事に体調が左右されて、どうにもやる気が来ない。



そんな中いかがお過ごしでしょうか?名蔵です。



先週分の記事を書き終えた頃に、好きだった作家さんの新作が10月末に発売されるとの発表があり、これは来月の記事としてオススメしたいなと楽しみに待っていたら、とあるSNSの告知に「絶対にこっちから書かねば」と急いで買った前売り片手にある映画を観に行った。



それが10月31日公開の『爆弾』である。

この作品は2022年4月に単行本が発刊され『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇で驚異の2冠を達成した長篇推理小説である。

詳しいあらすじは【映画『爆弾』公式サイト https://share.google/IeGBae0fcPn0XwCBR】から




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これは個人的な事ではあるが、このひきピアroomのブログに私が最初に書いた記事がこの爆弾という作品の紹介から始まっている。




どうかけばいいのか迷いながらポチポチ押した文章なので今見返すと恥ずかしさは否めないが、この小説が面白かった事をどうにかしてネタバレしないように、見て欲しいという感情は鮮明に思い出せる。その作品が2年後に映画化したもんだから、これは今描かずには居られない。



 実際に見終えて数日経ってもまだあの興奮は冷めやらない。原作未読の知人と一緒に観に行ったが、とっても面白かったと笑顔で話をしていたし、私も物語の主軸を欠く事なく綺麗にまとめられた所や今後の展開に違和感のない変更点や「あのシーンは映像だとこうやって表現するのか…。」と感心してばかりだった。


何より小説を読んでいた時に、この人合いそうだなとイメージしていた俳優さんや女優さんが、映画で数名抜擢されて、イメージ通りに役にあっていたことが自分の観たいが現実で叶えられた気がしてなんだか嬉しくなったのである。


これだけクオリティ高いものを観ると、世の中の実写化はこのくらい原作に敬意を持ってやってくれたほうが良いのにとさえ思ってしまう。それぐらい出来がよかったしもう一度観たいとさえ思った作品でもある。映画を何度も観たい人の気持ちがわかった気がする。



例のごとく、作品の内容に関するネタバレはない。読んだ時に味わったこの驚きと感情は実際劇場でみて確かめて欲しいが映画館の大きな音が苦手であれば小説があるのでそちらをお勧めしたい。字を追うのが苦手であればヤンマガwebにて漫画化もされているので絵柄が苦手でなければそちらをお勧めしたい。『爆弾』 【無料公開中】 | ヤンマガWeb https://share.google/wg0JtIBIEti8vOeJx


楽しかったという熱のままにこのようにブログの記事を書くのはなんだか久々な気もするが、「この時の私はめちゃくちゃ楽しかったんだろうな」ってことが伝われば御の字である。


面白いものはいつ見返しても気づいたら笑顔になっているものだと思うから。


                    (2025/11/13) 

 
 

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