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執筆者の写真room ひきピア

気持ちが沈んだ時こそ彩り

気がつけば5月の半ばにこの文を打っております。

お久しぶりです、筆者です。


月に1度書く文章の決まった挨拶が無いということに最近気づきました。

書こうとしたときに思いついたままでも良いかとも思いますが、書き出しに苦労する身としては何か決めたほうが良いのかと悩む。


 さて、過ぎてしまったGW皆さんいかがお過ごしでしたか?

土日に被ってしまったとはいえ、1週間近くもあったという大型連休。

あちこちのショッピングモールや観光地は少しずつ賑わいを取り戻している中、特に予定も決めずにボーっとしていた所、「何もしないのは勿体ないよ」と連れられたのが北谷にあるアカラギャラリー。



そこでの目的は建物内2階に展示されているボクネン美術館で見たことの話を連ねていこうかと思う。


ひと月挟んでまた美術館の話題で良いものがと思ったが、来る梅雨に向けて美術館でパワーを貰ったことを折角なので残していきたいと思った次第である。


 ボクネン美術館は画家の名嘉睦稔(なかぼくねん)の版画を含む数々の作品が展示されている。

一階は作者紹介の映像を含む常設展、作品のアートパネルやTシャツや小物を含めた販売所と併設し、2階に時期ごとにテーマが変わる展示がある。


今回は珊瑚礁に住む魚たちをテーマとし、ある時は遊び場として、またある時は食料庫として作者と共にあった沖縄の海に泳ぐ魚について自身の解説のような文と共に飾られた版画やイラストレーター時代に描いた過去作の展示が主である。


版画特有の力強く彫られた線やまとまりのある色使い、そしてそんな画風にも負けない珊瑚礁に住む魚たち。

知識は無くても、設置された図鑑に載っている写真と説明文を読みながら

「あー、なんかこんなのみたことあるな」とか、

学術的な説明文と作者が見たり、魚によっては食べたりして書き出した文と差を比べてみるのも面白い。


微かに流れる海の音と共に大きく飾られた作品を前に設置されたベンチに座って疑似的な海の中を漂ってゆったりする時間が心地良い。


そんな「彩り」の展示は9月24日まで開催しており、興味があればぜひ足を運んでみてほしい。

(展示詳細含め、名嘉睦稔オフィシャルサイト→https://www.bokunen.com/


 梅雨に入って数日、カラッとした晴れとは違う少しの蒸し暑さを感じて夏が近づいていることを実感する。



そんなジメジメとした気持ちに引っぱられないようにこういった作品から気分を変えていくことをちょっとだけ意識して今年の梅雨を乗り切りたいと思う。


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