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41で己の深海を知る

10月7日
読了時間: 3分

ひきピアブログの更新を担当している知念です。


今年度も後半にさしかかってきた頃、ふと過去を振り返る機会が増えている。

私の直近1年をまとめる言葉は何だろう?と考えてみた。



「真っ暗闇の世界に住み慣れる」



今回は、それにまつわる体験と探究をシェアしてみようと思う。


昨年の夏頃から、

お世話になってきた方との関係が続々と終わりを迎えた。

何とも物哀しく、不安を覚えた。

終わりは新たな始まり、という言葉を胸にしてみたが、綺麗さっぱり何も始まらない(笑)



結局、ひどく静かな一年を過ごした。



今振り返ると、あの時、始まったのは

外から認めてもらわずに、

そのままの自分で存在し続ける練習だったのだろうと推察している。



仕方なしに、自分の中の真っ暗な深海に潜っていく術を模索することにした。

真っ暗闇にひたすら身を委ねる。

孤独と寂しさ、あらゆる感情に襲われながらも、ひたすら味わい尽くす。

外からは共感も感謝もない、攻撃もされない、

ひたすらに静か、

水温は一定でひどく冷たく、

慣れない水圧。。。



あまりにも静かで変化のない環境に、私は何度も発狂しそうになりなった。



気を紛らす為にやっていたことといえば、

本を読み漁り、

違国日記というアニメを無限に見返し、

羊文学とBialystocksの音楽をひたすら聴き、

スマホのパズルゲームをステージ7315までクリアし、

そして自分の内側が満ちあふれる時には作品を作ること。

そして、今何を感じている?どうしたい?を自分自身にひたすら問い続けるだけの日々。



素晴らしく抑揚のない毎日!!!



最初は発狂しかけるほど居心地の悪かった深海だったけれども、

住めば都!!とはよく言ったものだ。

深海というGPSも届かない場所でも

いつの間にか「深海、こんなものかぁw」と住み慣れていく自分がいた。



そして、深海に住み続けてみると、少しずつ目が慣れ始め、

時々不意に予想だにしないものと出会う瞬間もあったりする。

地上や表層の海域では一切出会わなかったものばかり。

今や、深海の謎多き生態系に魅了されている自分になっていることに、この文章を書きながら気付いている(笑)



今も時々表層に行ってみることもあるわけで、

たくさんの存在に触れて、見事にあっぷあっぷすることもある。

そして、潜れば、いつでも豊かで静かな深海に立ち戻ることができるという安心感がある。



そう、いつの間にか、表層と深海を自由に行き来する術を身に付けていたのだ!わーい!




たまたまこの世に生まれ落ちてしまってから、

望んだわけでもないと思うのだが、

無数の体験を通してありとあらゆる感情・感覚を味わってきたように思う。



私の歩んできた道は「曲がりくねった獣道」だけれど、

この道中で集めた材料は実にユニークでもある。

そして、私の深海の世界はそれらによって構成されているのではないか?と思い始めている41の今。



「王道」を歩む人たち、別の「道」を歩む人は、どんな道を歩み、どのような内側の世界を構築しているのだろうか?という興味も時々湧く。



いつか道が交わる機会があれば、お互いに見てきた景色や体験をプレゼンテーションしあってみるのもいいかもしれない。



そんな可能の一つも胸にしまいつつ、

私はこれからも複雑で豊かな深海を内包しながら己の獣道を歩み続ける。



存在たちと遭遇する時 /  2026年制作
存在たちと遭遇する時 /  2026年制作

2026/10/5 知念由里


 
 

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